屋外の過酷な環境において長期にわたって使用されるエクステリア用品の最大の問題点は「錆び」でした。錆は美観を損なうだけでなく、製品の耐久性、安全性を低下させます。
「ラインプロップ 316」にはすべてのパーツに錆びにくいとされるステンレス鋼の中でもさらに耐食性、耐孔食性に優れた「SUS-316」を採用しています。外装パーツだけでなく、内部機構パーツやワイヤを含めたすべての部品に「SUS-316」を採用しているのはタキヤの「ラインプロップ 316」だけです。
※従来品施工例
ワイヤの固定方法として一般的に使用されている「ワイヤグリップ機構」 はワイヤの張力を利用する構造上、長期の使用によりワイヤと端末部品の噛み合わせ部に発生する緩みは避けられないものでした。
「ラインプロップ 316」は、噛み合わせ部にワイヤ末端部を金属部品でかしめて固定する「スリーブ スウェージング加工」を採用することにより、噛み合わせ部に発生する緩みを無くし、長期にわたり緩みのない美しい外観を保ち続けます。
※従来品施工例
また、「スリーブ スウェージング加工」を採用したことにより、機構部の簡素化を実現し、従来品に比べて大幅な小型化が可能になりました。ワイヤの太さにかかわらず機構部外寸はわずかΦ16mm。シンプルで目立たない、高い意匠性を実現しています。
試験品名 | ワイヤー径 | 最大試験力 | 結果 |
LP-AE | Φ3mm | 623kgf | ワイヤー破断 |
Φ4mm | 1015kgf | ストップリング破損 | |
Φ5mm | 985kgf | ストップリング破損 | |
LP-BF | Φ5mm | 856kgf | 可動座金の変形 |